今日の株式見通し-軟調か 金融株が弱く米国株は下落

 東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は158ドル安の35314ドルで取引を終えた。ムーディーズが一部地銀株の格付けを引き下げたことで、金融株全般に売りが広がった。ただ、序盤に400ドル超下げた後、中盤以降は値を戻す流れが続いた。ドル円は円安に振れており、足元143円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて20円高の32310円、ドル建てが45円高の32335円で取引を終えた。

 米国株安を受けて売りに押されると予想する。ダウ平均は下げ渋っており、CME225先物はそこまで大きな下げを示唆してはいない。ただ、直近ではフィッチの米国債格下げを理由に日米株が大きく売られる場面があった。格付け会社の評価変更が株式市場のリスクとして浮上しており、積極的な買いを入れづらい。スタートでそこまで下げなかったとしても、断続的な売りが上値を抑えるだろう。場中はマイナス圏で模様眺めムードの強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは32050円-32450円
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