欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、下げ渋り

*一部表記を訂正いたしました。

 10日の欧州外国為替市場でドル円は下げ渋り。22時時点では143.81円と20時時点(143.82円)と比べて1銭程度のドル安水準だった。米7月消費者物価指数(CPI)が前年比+3.2%と発表され、予想の前年比+3.3%を下回ったことで、一時143.30円まで下値を広げた。しかし、米10年債利回りが3.94%台まで低下した後、4.01%台まで反発したことで、144.03円前後まで反発し下げ渋った。

 ユーロドルは底堅い。22時時点では1.1042ドルと20時時点(1.1028ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ高水準だった。予想を下回った米7月CPIを受けて、一時1.1065ドルまで上値を伸ばしたものの、米10年債利回りが4%台まで戻したことで、上値は抑えられた。しかし、ドル円のようなドルの買い戻しも限られ、底堅さを維持している。
 ポンドドルは一時1.2819ドル、豪ドル/ドルは0.6616ドル、NZドル/ドルは0.6118ドルまで上昇した。もっとも、ユーロドル同様に上値も抑えられている。

 ユーロ円は22時時点では158.80円と20時時点(158.61円)と比べて19銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの上昇やダウ先物の上昇を受けて、一時158.83円まで上値を伸ばした。
 ポンド円は183.86円、豪ドル円は94.83円、NZドル円は87.69円まで上値を伸ばした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.30円 - 144.11円
ユーロドル:1.0967ドル - 1.1065ドル
ユーロ円:157.66円 - 158.83円



(山下)
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