15日香港株=神経質な展開か、7月の中国主要経済指標に注目

 15日の香港市場は神経質な展開か。日本時間の午前11時に中国国家統計局が7月の主要経済指標を発表する。これまで発表された7月の物価統計や、貿易統計、金融統計などがいずれも弱いものだっただけに、きょうの内容に注目が集まる。市場コンセンサス予想は7月の鉱工業生産が前年同月比4.4%増(前月は4.4%増)、小売売上高が4.5%増(同3.1%増)、1-7月の固定資産投資が3.8%増(1-6月は3.8%増)。結果によっては相場の波乱要因となる可能性もある。

 ハンセン指数は前日まで続落し、心理的節目の19000ポイントを割り込み、終値で約3週ぶり安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を買い戻す動きが相場を支えそうだ。一方、中国不動産企業の債務リスクへの懸念や、米長期金利の上昇などが引き続き重荷となるだろう。

 14日のNY市場でダウ平均が3日続伸。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は反発した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、主力株のHSBC(00005)やAIAグループ(01299)、テンセント(00700)、アリババ集団(09988)などが香港終値を下回って引けた。
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