東京外国為替市場概況・17時 ユーロ円、底堅い

 16日午後の東京外国為替市場でユーロ円は底堅い。17時時点では158.78円と15時時点(158.74円)と比べて4銭程度のユーロ高水準だった。アジア株安を嫌気し続落して始まった欧州株式市場だが、前日終値を上回ったことでユーロ円は底堅く推移し、一時158.95円までじり高となった。もっとも、ドル円の上値が限られたこともあり159円に乗せる勢いはなかった。
 なお、アジア時間でオアNZ準備銀行(RBNZ)総裁のタカ派発言が伝わったこともあり、欧州入り後もNZドルは緩やかながら上げ幅を広げ対円では87.14円まで上値を広げた。

 ドル円はもみ合い。17時時点では145.37円と15時時点(145.43円)と比べて6銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが一時4.17%台まで低下すると、ドル円も145.31円まで下値を広げた。株の買い戻しが入ると145円半ばまで戻す場面もあったが、一方的な円安にもならずもみ合いに終始。

 ユーロドルは小高い。17時時点では1.0923ドルと15時時点(1.0915ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。米長期債利回りが低下したことや、ユーロ円の買いが支えになり小高く推移しているが、本日もレンジは限られたものになっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.31円 - 145.70円
ユーロドル:1.0899ドル - 1.0927ドル
ユーロ円:158.64円 - 158.95円

(松井)
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