東京マーケットダイジェスト・17日 豪ドル安・株安

(17日15時時点)
ドル円:1ドル=146.31円(前営業日NY終値比▲0.04円)
ユーロ円:1ユーロ=159.09円(▲0.13円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0873ドル(▲0.0006ドル)
日経平均株価:31626.00円(前営業日比▲140.82円)
東証株価指数(TOPIX):2253.06(▲7.78)
債券先物9月物:146.34円(▲0.29円)
新発10年物国債利回り:0.650%(△0.025%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.00300%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)       <発表値>   <前回発表値>
6月機械受注
前月比                2.7%      ▲7.6%
前年比               ▲5.8%      ▲8.7%
7月貿易統計(通関ベース)
季節調整前            787億円の赤字   431億円の黒字・改
季節調整済           5572億円の赤字  5402億円の赤字・改
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債         3346億円の処分超 1兆1195億円の取得超・改
対内株式           2272億円の取得超   596億円の処分超・改
6月第三次産業活動指数(前月比)   ▲0.4%      1.0%・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は上値が重い。時間外の米10年債利回りが上昇したことに伴い、日米金利差拡大を意識した買いが先行した。昨日高値の146.41円を上抜けて、一時146.56円まで昨年11月以来の高値を更新。もっとも、日経平均株価の下落などを受けてリスク回避の円買いも入ったため、積極的な上値追いにはつながらず、15時前には146.20円台まで押し戻された。

・豪ドルは弱含み。7月豪雇用統計が予想より弱い結果となったことを受け、豪ドル売りで反応した。対ドルで0.6365ドル、対円では93.22円まで下押し。一巡後は急ピッチで値を下げた反動から買い戻しが入ったものの、戻りも限られた。

・ユーロドルは小安い。米金利の上昇を背景にした売りに押されて1.0862ドルまで下押しし、その後も安値圏でのさえない動きが続いた。

・ユーロ円も小安い。ドル円とユーロドルの影響を同時に受けたため、しばらくは159円台前半での神経質な動きとなっていたが、15時前に158.99円まで下落するなどやや上値の重さが目立った。

・日経平均株価は続落。前日の米国株式相場が下落した流れを引き継いだほか、中国の景気減速懸念が根強い中でこの日の中国・香港株が安く始まったことも投資家心理を冷やした。値がさ株を中心に売りに押され、指数は一時450円超安まで下押し。ただ、その後は中国・香港株が下げ渋ったことを背景に買い戻しが入り、60円安まで下げ幅を縮める場面もあった。

・債券先物相場は反落。20年物国債入札が「不調だった」と伝わり、需給の緩みを意識した売りが出た。一時146円26銭まで下押す場面も見られた。なお、20年債入札では平均落札価格と最低落札価格の差(テール)が96銭と約36年ぶりの大きさとなった。

(岩間)
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