東京マーケットダイジェスト・28日 豪ドル安・株大幅高

(28日15時時点)
ドル円:1ドル=143.96円(前営業日NY終値比▲0.11円)
ユーロ円:1ユーロ=157.68円(▲0.24円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0953ドル(▲0.0008ドル)
日経平均株価:33193.99円(前営業日比△655.66円)
東証株価指数(TOPIX):2298.60(△44.79)
債券先物9月物:148.60円(▲0.22円)
新発10年物国債利回り:0.385%(△0.015%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.01900%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)
特になし

(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅い。朝方に神田財務官が「円安、過度な動きがあれば適切に対応」などの見解を示し、上値が重く始まった。一時は143.73円まで下落する場面もあったが、その後は買い戻しが入り、144円台を回復。対豪ドルなどでドル買いが進んだ影響を受けた。

・豪ドルは弱含み。5月豪消費者物価指数(CPI)が前年同月比5.6%の上昇と市場予想(同6.1%)を下回ると豪ドル売りで反応した。一時対ドルで0.6619ドル、対円では95.16円まで下押しした。

・ユーロドルは小安い。対オセアニア通貨などでドル買いが進んだ影響から1.0942ドルまで下落する場面があったが、アジア時間の値動きは比較的鈍かった。

・ユーロ円は下げ渋り。豪ドル円など他のクロス円の下げにつれて一時157.44円まで下押しした。もっとも、その後は株高などを支えに157.70円台まで下げ渋った。

・日経平均株価は5営業日ぶりに大幅反発。昨日の米国株式相場が反発し、東京市場でも買いが先行した。外国為替市場で円安が進んでいることから輸出関連株を中心に幅広い銘柄が上昇。650円超高まで上値を伸ばし、この日の高値で引けた。

・債券先物相場は続落。昨日の欧米債券相場が下落した流れを引き継いだほか、日経平均株価の堅調推移も安全資産とされる債券相場の重しとなった。一時148円51銭まで下押しした。

(岩間)
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