東京マーケットダイジェスト・31日 豪ドル安・株安

(31日終値:15時時点)
ドル円:1ドル=130.18円(前営業日NY終値比▲0.21円)
ユーロ円:1ユーロ=141.05円(▲0.47円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0835ドル(▲0.0016ドル)
日経平均株価:27327.11円(前営業日比▲106.29円)
東証株価指数(TOPIX):1975.27(▲7.13)
債券先物3月物:146.55円(▲0.31円)
新発10年物国債利回り:0.485%(△0.010%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.00600%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)            <発表値>   <前回発表値>
12月完全失業率                 2.5%     2.5%
12月有効求人倍率               1.35倍     1.35倍
12月鉱工業生産速報(前月比)         ▲0.1%     0.2%
12月鉱工業生産速報(前年比)         ▲2.8%    ▲0.9%
12月商業販売統計速報(小売業販売額、前年比)  3.8%    2.5%・改
1月消費動向調査(消費者態度指数 一般世帯)   31.0      30.3
12月新設住宅着工戸数(前年比)        ▲1.7%    ▲1.4%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は方向感がない。朝方に130.53円まで上昇したものの、昨日高値の130.57円が目先の上値目処として意識されると、一巡後は売りに押される展開に。月末とあって本邦輸出企業の売りが持ち込まれたほか、豪ドル円の下落につれた面もあり、一時130.06円まで値を下げた。その後は130.40円付近まで持ち直す場面がみられるなど、上下ともに一方向に進む展開にはならなかった。

・豪ドルは軟調。12月豪小売売上高が予想を大幅に下回ったことをきっかけに売りが優勢となった。1月中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回ったことで下げ渋る場面があったが戻りは鈍く、午後には対円で91.51円、対ドルで0.7026米ドルまで下落した。

・ユーロ円は弱含み。対豪ドル主導で円高が進んだ流れに沿った。日経平均株価が下落したこともリスクオフの動きにつながり、一時141.04円まで下押しした。

・ユーロドルは上値が重い。対オセアニア通貨を中心にリスクオフのドル買いが強まった影響を受けて、一時1.0832ドルまで値を下げた。

・日経平均株価は3営業日ぶりに反落。昨日の米国株が下落した影響を受けて東京株式市場でも売りが強まり、指数は取引終了間際に一時130円超下げた。朝方は外国為替市場での円安から輸出関連株が買われたため、上昇に転じる場面も見られた。

・債券先物相場は反落。来月2日に10年物国債の入札が控えているとあって持ち高調整の売りが強まり、引けにかけて一時146.51円まで下げ足を速めた。


(越後)
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