NY株見通し-神経質な展開か 経済指標は7月新築住宅販売件数など

 今晩は神経質な展開か。昨日は金融株や小売り株が下落し、ダウ平均が2日続落、S&P500が反落となったものの、ナスダック総合は小幅に2日続伸と、主要3指数が高安まちまちとなった。週末のジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演を控えた警戒感や、米10年債利回りが一時4.36%台まで上昇したことも重しとなった。

 今晩の取引では、翌日のパウエルFRB議長講演や引け後のエヌビディアの決算発表待ちの展開か。経済指標や個別企業の決算発表を睨んだ神経質な展開となりそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは8月S&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値、7月新築住宅販売件数、MBA住宅ローン申請指数、米20年債入札など。企業決算は寄り前にアナログ・デバイセズ、バス&ボディ・ワークス、アドバンス・オート・パーツ、引け後にエヌビディア、オートデスクなどが発表予定。(執筆:8月23日、14:00)
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