欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、荒い値動き

 7日の欧州外国為替市場でドル円は荒い値動き。22時時点では147.28円と20時時点(147.43円)と比べて15銭程度のドル安水準だった。欧米株価指数の下落を背景に147.22円の安値まで売りに押されたが、米長期金利の低下が一服すると下げ止まった。その後に発表された米新規失業保険申請件数などの経済指標が軒並み予想より強い結果となったことを受け、指標発表後には米金利の上昇とともにドルの買い戻しが加速。米10年債利回りが一時4.30%台まで上昇するなか、147.61円付近まで下値を切り上げる場面も見られた。ただ、米金利の上昇は長続きせず、一巡後は再び安値圏まで押し戻された。

 ユーロドルは弱含み。22時時点では1.0693ドルと20時時点(1.0706ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。株安を背景にリスクオフの売りに押されたほか、米金利の上昇を手掛かりにしたドル買いの影響も受けた。昨日安値の1.0703ドルを下抜けて、6月7日以来の安値となる1.0686ドルまで下押しした。

 ユーロ円はじり安。22時時点では157.49円と20時時点(157.84円)と比べて35銭程度のユーロ安水準だった。株安やドル円・ユーロドルの下落につれた円買い・ユーロ売りが進み、一時157.47円まで本日安値を更新した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.22円 - 147.87円
ユーロドル:1.0686ドル - 1.0732ドル
ユーロ円:157.47円 - 158.52円

(岩間)
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