欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、伸び悩み

 5日の欧州外国為替市場でドル円は伸び悩み。22時時点では147.18円と20時時点(147.22円)と比べて4銭程度のドル安水準だった。連休明けのNY勢参入後もドル買いが先行。米10年債利回りが4.23%台まで上昇幅を拡大したことも支えに8月29日につけた直近高値147.37円を上抜けて、一時147.50円と昨年11月7日以来の高値を更新した。
 ただ、ウォーラー米連邦準備理事会(FRB)理事が「FRBが再び利上げするかどうかはデータが左右する」「データは差し迫って何かをする必要を示していない」などの見解を示すと、米金利の上昇一服とともに147.09円付近まで押し戻される場面もあった。

 ユーロドルは売りが一服。22時時点では1.0745ドルと20時時点(1.0739ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。全般にドル高が強まった流れに沿って、6月8日以来の安値となる1.0717ドルまで下押しした。もっとも、FRB理事の発言後には1.0740ドル台まで買い戻しが入った。

 ユーロ円はもみ合い。22時時点では158.15円と20時時点(158.11円)と比べて4銭程度のユーロ高水準だった。ドル絡みの取引が中心となるなか、158.10円台を挟んだ水準で神経質に上下した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.39円 - 147.50円
ユーロドル:1.0717ドル - 1.0798ドル
ユーロ円:157.81円 - 158.41円

(岩間)
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