東京外国為替市場概況・17時 ドル円、しっかり

 15日午後の東京外国為替市場でドル円はしっかりとした値動き。17時時点では147.75円と15時時点(147.40円)と比べて35銭程度のドル高水準だった。欧州勢が参入するにつれてドル買い円売りが優勢に。東京午後に関係筋の話として伝わった「植田日銀総裁の発言と市場解釈にギャップがある」との一部報道が再び意識されたもよう。米10年債利回りが4.31%台まで上昇したことにも支えられ、147.80円まで本日高値を更新した。

 ユーロ円は堅調。17時時点では157.56円と15時時点(157.07円)と比べて49銭程度のユーロ高水準だった。上値を試すドル円に追随し、欧州株のしっかりとした値動きにも促され、17時過ぎには157.62円までユーロ買い円売りが進んだ。また、ポンド円も183.82円まで日通し高値を更新している。

 ユーロドルは底堅い。17時時点では1.0663ドルと15時時点(1.0655ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロ円につれて一時1.0668ドルまで日通した高値を更新。その後、上昇して始まった独10年債利回りが昨日の低下幅を取り戻すのを眺め、1.0660ドル台で下げ渋った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.34円 - 147.80円
ユーロドル:1.0633ドル - 1.0668ドル
ユーロ円:156.73円 - 157.62円

(小針)
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