ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、上値重い

 15日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは上値が重い。24時時点では1.0664ドルと22時時点(1.0650ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ高水準となった。23時発表の米経済指標の下振れを受けて全般ドル売りが先行すると、一時1.0688ドルと日通し高値を付けたものの、欧州中央銀行(ECB)の利上げ打ち止め観測が強まる中、戻りは限定的だった。
 なお、米ミシガン大学が発表した9月消費者態度指数(速報値)は67.7と予想の69.1を下回ったほか、消費者の期待インフレ率は1年先が3.1%と前月の3.5%から低下し、予想の3.5%を下回った。また、5年先も2.7%と前月の3.0%から低下し、予想の3.0%を下回っている。

 ドル円は小安い。24時時点では147.86円と22時時点(147.94円)と比べて8銭程度のドル安水準だった。米消費者態度指数や期待インフレ率が予想下回ると一時147.61円付近まで下押ししたものの、ドル売りでの反応は一時的だった。

 ユーロ円は小幅高。24時時点では157.69円と22時時点(157.57円)と比べて12銭程度のユーロ高水準。23時過ぎに一時157.83円と日通し高値を付けたものの、買い一巡後は伸び悩んだ。ユーロドルにつれた動きとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.34円 - 147.95円
ユーロドル:1.0633ドル - 1.0688ドル
ユーロ円:156.73円 - 157.83円

(中村)
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