NY為替見通し=米8月住宅着工件数とカナダ8月消費者物価指数に要注目か

 本日のNY為替市場のドル円は、本日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて動きづらい展開の中、8月米住宅着工件数や建設許可件数を見極めることになる。

 8月米住宅着工件数の予想は、144.0万件、前月比▲1.0%、建設許可件数の予想は、144.0万件、前月比▲0.2%と見込まれており、予想から大幅に乖離していない限り、市場への影響は限定的だと思われる。

 シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」では、FOMCでの据え置きが見込まれており、来年5月まで据え置かれ、6月に5.00-25%への利下げが見込まれている。
 20日に発表されるFOMC声明の注目ポイントは、ドット・プロット(金利予測分布図)での「より高い水準でより長く(higher for longer)」がどこまで続いているのか、すなわち、ハト派が予想する来年初まで、あるいは、タカ派が予想する来年6月以降までなのか、を見極めることになる。
 また、年内11月と12月の2回のFOMCでの追加利上げが示唆されるか否かにも要注目となる。文言としては、「In determining the extent of additional policy firming that may be appropriate to return inflation to 2 percent over time」の有無を見極めることになる。そして、ターミナルレート(利上げの最終到達点)の5.60%(※FF金利誘導目標5.50-75%)が堅持されているか否かにも要注目となる。

 可能性は低いものの、もし、ドル円が148円台に乗せる局面があれば、本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入の可能性に要警戒となる。

 8月カナダ消費者物価指数(CPI)の予想は前月比+0.3%、前年比+3.8%となっており、7月の前年比+3.3%からの上昇が見込まれている。もし予想通りにカナダのインフレ再加速が確認できた場合、カナダ銀行(BOC)がタカ派に傾く可能性を高めることになる。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値目処(めど)は、2022年11月4日の高値の148.40円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値目処(めど)は、日足一目均衡表・転換線の146.93円。
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