東京外国為替市場概況・17時 ドル円、失速

 26日午後の東京外国為替市場でドル円は失速。17時時点では148.87円と15時時点(148.96円)と比べて9銭程度のドル安水準だった。欧州勢が参入し始めると買いが強まり、節目の149円を突破し、一時149.19円と昨年10月25日以来の高値を付けた。もっとも、時間外の米10年債利回りが低下に転じると伸び悩む展開に。鈴木財務相が「(為替について)高い緊張感をもって市場動向を見ている」と発言すると利食い売りが持ち込まれ、148.70円台まで下押しした。

 ユーロドルは下げ渋り。17時時点では1.0585ドルと15時時点(1.0587ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。対円主導でドル高が進んだ流れに沿って昨日安値の1.0576ドルを下抜けて1.0570ドルと3月16日以来の安値を付けた。もっとも、米金利が低下に転じると1.0590ドル台まで持ち直している。

 ユーロ円は17時時点では157.58円と15時時点(157.71円)と比べて13銭程度のユーロ安水準だった。ドル円が上昇したタイミングで一時157.81円まで上げたが、ドル円がその後に失速すると157.50円付近まで一転下落している。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:148.71円 - 149.19円
ユーロドル:1.0570ドル - 1.0597ドル
ユーロ円:157.38円 - 157.81円


(越後)
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