東京外国為替市場概況・10時 ドル円、膠着

 3日の東京外国為替市場でドル円は膠着。10時時点では149.88円とニューヨーク市場の終値(149.86円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。依然として150円の大台が視野に入る水準で取引されているが、本日の本邦10年債入札を前に本邦長期金利が10年ぶりの水準まで上昇していることや、株安を嫌気し上値が抑えられた。しかしながら、東京仲値がやや不足となったこともあり、下値では買いも散見され僅か10銭にも満たないレンジ内で膠着状態となっている。

 ユーロドルは上値が重い。10時時点では1.0472ドルとニューヨーク市場の終値(1.0477ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ円の売りなどが重しになり、昨日安値1.0477ドルを下抜け1.0465ドルまで下値を広げやや上値が重い。

 ユーロ円は一時下押し。10時時点では156.95円とニューヨーク市場の終値(157.02円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。日経平均や豪ASX200が下げ幅を広げると、リスク回避の動きが進み、9時過ぎには156.79円まで一時下押しした。しかし、東京仲値にかけてはドル円が買われたこともあり、売りの勢いも徐々に減速した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.79円 - 149.88円
ユーロドル:1.0465ドル - 1.0487ドル
ユーロ円:156.79円 - 157.08円


(松井)
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