ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、伸び悩み

 4日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは伸び悩み。24時時点では1.0493ドルと22時時点(1.0525ドル)と比べて0.0032ドル程度のユーロ安水準となった。22時前に一時1.0532ドルと日通し高値を付けたものの、ユーロ圏景気の減速懸念からユーロ売りが出ると1.0483ドル付近まで下押しした。米長期金利が低下幅を縮めたこともユーロ売り・ドル買いを誘った。

 ドル円はもみ合い。24時時点では148.97円と22時時点(148.87円)と比べて10銭程度のドル高水準だった。23時発表の9月米ISM非製造業景況指数は53.6と市場予想通りの結果となったため、相場の反応は限られた。

 ユーロ円は頭が重い。24時時点では156.31円と22時時点(156.68円)と比べて37銭程度のユーロ安水準。ユーロドルの伸び悩みにつれた売りが出て一時156.28円付近まで下押しした。

 カナダドルは軟調。WTI原油先物価格が3%超下落すると、産油国通貨とされるカナダドルに売りが集まった。対米ドルでは1.3780カナダドル、対円では108.14円、対ユーロでは1.4456カナダドルまで値を下げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.74円 - 149.32円
ユーロドル:1.0451ドル - 1.0532ドル
ユーロ円:155.83円 - 156.77円


(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。