ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、堅調

 12日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。2時時点では149.73円と24時時点(149.73円)とほぼ同水準だった。9月の米消費者物価指数が上振れた影響が徐々に米債市場に影響を与え、米10年債利回りは4.66%台まで上昇した。また、同2年債利回りは5.08%まで上がり、今週の低下幅を全て帳消しにした。米金利の動きに連れドル円も149.80円まで上値を広げ、その後の下押しも限られ堅調に推移している。

 ユーロドルは伸び悩み。2時時点では1.0548ドルと24時時点(1.0555ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。米金利高でユーロドルも1.0545ドルまで下値を広げたが、その後の戻しも浅く上値が重い。なお、2時前にはポンドドルは1.2201ドル、豪ドル/ドルは0.6326ドル、NZドル/ドルは0.5934ドルまで弱含み。
 
 ユーロ円はもみ合い。2時時点では157.94円と24時時点(158.04円)と比べて10銭程度のユーロ安水準。NY参入後はドル円とユーロドルの綱引き状態になり明確な方向感が出ず、ユーロ円は158円を挟んでもみ合い。なお、ポンド円は182.67円、豪ドル円は94.72円、NZドル円は88.85円まで下げ幅を広げている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.96円 - 149.80円
ユーロドル:1.0545ドル - 1.0640ドル
ユーロ円:157.71円 - 158.61円


(松井)
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