ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、堅調

 11日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。4時時点では149.25円と2時時点(149.15円)と比べて10銭程度のドル高水準。米10年債入札が「やや不調」に終わり、同債利回りが4.62%台まで低下幅を縮めると、ドル買いが進み149.31円までじり高となった。先月19-20日に行われた米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表直後に149.07円前後まで下押す場面もあったが、議事要旨にサプライズとなる内容もなかったことで、再び買い戻され149.33円まで上値を広げ堅調推移。

 ユーロドルはもみ合い。4時時点では1.0607ドルと2時時点(1.0607ドル)とほぼ同水準だった。米10年債の入札後に、米金利が低下幅を縮小するとユーロドルも上値が重くなり1.0585ドル付近まで弱含んだ。もっとも、米PPI発表時に付けた安値1.0583ドルを割り込めず、下げ幅も限られもみ合いになっている。

 ユーロ円は底堅い。4時時点では158.31円と2時時点(158.20円)と比べて11銭程度のユーロ高水準。FOMC議事要旨公表後158.00円近辺まで弱含んだが、ドル円が底堅さを見せるとユーロ円もすぐに切り返し、158円前半で底堅さを見せている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.43円 - 149.33円
ユーロドル:1.0583ドル - 1.0635ドル
ユーロ円:157.52円 - 158.47円


(松井)
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