ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、じり安

 10日のニューヨーク外国為替市場でドル円はじり安。2時時点では148.56円と24時時点(148.84円)と比べて28銭程度のドル安水準。リスク回避の債券買いだけでなく、昨日に続き米連邦準備理事会(FRB)幹部から相次いでハト派と捉えられる発言が伝わったことで米債利回りが低下した。ドル円も米金利の動きに連れて2時前には148.55円付近までじり安。なお、米10年債利回りは4.62%台まで、米2年債利回りも1カ月超ぶりの水準まで一時低下している。

 ユーロドルは小高い。2時時点では1.0617ドルと24時時点(1.0597ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ高水準だった。米金利が低下したことや、欧州株が大幅に反発して引けたことで1時前には1.0620ドルまで強含み、日通し高値を更新し小高く推移。
 
 ユーロ円はもみ合い。2時時点では157.72円と24時時点(157.73円)と比べて1銭程度のユーロ安水準。ドル円、ユーロドルともにドルが売られた影響で、ユーロ円は157円後半を中心にもみ合い。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.17円 - 149.10円
ユーロドル:1.0554ドル - 1.0620ドル
ユーロ円:156.77円 - 157.98円

(松井)
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