ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、上値重い

 10日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上値が重い。24時時点では148.84円と22時時点(148.93円)と比べて9銭程度のドル安水準だった。21時前に一時149.10円と日通し高値を付けたものの、前日の高値149.24円が目先レジスタンスとして意識されると上値が重くなった。ボスティック米アトランタ連銀総裁が「これ以上の利上げは必要ないと考える」などと述べたことも相場の重し。
 なお、前日にはローガン米ダラス連銀総裁が「米長期債利回りの急上昇は金融当局による追加利上げの必要性を減らす可能性がある」と述べたほか、ジェファーソン米連邦準備理事会(FRB)副議長が「追加的な金融引き締めが必要な程度を慎重に評価する段階にきている」との見解を示している。

 ユーロドルは小幅高。24時時点では1.0597ドルと22時時点(1.0592ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準となった。FRB高官らによる相次ぐハト派寄りの発言を受けて、米長期金利が低下。全般ドル売りが出やすかった。

 ユーロ円は24時時点では157.73円と22時時点(157.76円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.17円 - 149.10円
ユーロドル:1.0554ドル - 1.0611ドル
ユーロ円:156.77円 - 157.98円

(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。