ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、底堅い

 11日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い。2時時点では149.15円と24時時点(149.13円)と比べて2銭程度のドル高水準。クロス円の買いに支えられ149.19円まで上値を伸ばしたが、調整の売りも入り149円を割り込む場面もあった。しかし、欧州通貨に対してのドル売りの勢いが弱まると、ドル円も再び149円台を回復し日通し高値をうかがう水準まで戻し、底堅さを維持している。
 なお、ボスティック米アトランタ連銀総裁は「景気が減速し始めている兆候はたくさんある」「金利についてこれ以上何かする必要はないと思う」と発言したが、連日米連邦準備理事会(FRB)高官からハト派寄りの発言が出ていたことで、為替・債券市場ともに反応は限られた。

 ユーロドルは伸び悩み。2時時点では1.0607ドルと24時時点(1.0623ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ安水準だった。株高や米金利低下によるユーロ買い・ドル売りも一服となり、ユーロドルは伸び悩み。ポンドドルも1.2337ドルを高値に1.2289ドル付近まで戻している。
 
 ユーロ円は買い一服。2時時点では158.20円と24時時点(158.43円)と比べて23銭程度のユーロ安水準。24時過ぎに158.47円まで上値を広げたが、ダウ平均やS&P500がマイナスに転じたこともありユーロ円の買いは一服となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.43円 - 149.19円
ユーロドル:1.0583ドル - 1.0635ドル
ユーロ円:157.52円 - 158.47円


(松井)
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