欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、一時148.84円まで急落もすぐに反発

 17日の欧州外国為替市場でドル円は一時急落もすぐに持ち直し。20時時点では149.55円と17時時点(149.60円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。「日銀は2024年度の物価見通しを従来の1.9%から2%以上へ上方修正する公算が大きい」との一部報道が伝わると、一時148.84円まで急速に値を下げた。もっとも、押し目買い意欲が根強いなかですぐに反発し149.60円付近まで切り返すなど、下げ分をほぼ取り戻した。

 ユーロ円は荒い値動き。20時時点では157.82円と17時時点(157.80円)と比べて2銭程度のユーロ高水準だった。10月独ZEW景況感指数が予想を上回ったほか、10月ユーロ圏ZEW景況感指数が4月以来、半年ぶりにプラスを回復したことが好感されて一時158.08円と日通し高値を付けた。直後に日銀絡みの報道が伝わると157.22円まで急落するものの、その後は157円台後半まで切り返した。

 ユーロドルは底堅い。20時時点では1.0553ドルと17時時点(1.0548ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。良好なZEW景況感指数を受けて1.0563ドルと日通し高値をわずかに更新した。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:148.84円 - 149.70円
ユーロドル:1.0533ドル - 1.0563ドル
ユーロ円:157.22円 - 158.08円


(越後)
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