18日香港株=神経質な展開か、中国GDPなど主要指標に注目

 18日の香港市場は神経質な展開か。中国の国内総生産(GDP)など主要指標の発表を前に、序盤は様子見気分が広がりそうだ。中国国家統計局がきょう午前に2023年7-9月期の実質GDPや9月の鉱工業生産などを公表する予定。中東の地政学リスクも引き続き意識されるだろう

 また、米長期金利の上昇を受けてハイテク株が売られ、相場が下押しされる展開があり得る。17日発表された9月の米小売売上高が市場予想を上回る伸びとなった。米経済が想定以上に強いとの見方から、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締め長期化が改めて警戒されると予想する。

 17日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均が小幅に上昇した一方で、ハイテク株主体のナスダック総合は下落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は英金融大手のHSBC(00005)、新エネルギー車のBYD(01211)が香港終値を上回った半面、中国ネット通販大手のJDドットコム(09618)、銀行株の中国建設銀行(00939)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が下回って引けた。
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