東京外国為替市場概況・17時 ドル円、下落

 24日午後の東京外国為替市場でドル円は下落。17時時点では149.47円と15時時点(149.68円)と比べて21銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが4.80%前後まで低下幅を拡大した動きを眺めながら全般ドル売りが優勢となった。ドル円は18日の安値149.49円を下回るとストップロス売りも巻き込んで一時149.32円まで下押した。ただ、米長期金利の低下が一服すると149円半ばに持ち直すなど、引き続き下値は堅い。

 ユーロドルは失速。17時時点では1.0660ドルと15時時点(1.0680ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ安水準だった。全般ドル売りの流れを受けて1.0694ドルまで買いが先行したが、10月の独PMI速報値の結果を受けて売りが強まった。製造業はやや予想を上回ったものの、サービス部門は予想を下回る48.0と再び景気判断の分岐点とされる50を下回ったことが嫌気され、1.0657ドルまで失速した。その後に発表されたユーロ圏の10月PMIは製造業・サービス部門ともに市場予想を下回る結果となり、ユーロの戻りは鈍い。

 ユーロ円は売りが優勢。17時時点では159.34円と15時時点(159.87円)と比べて53銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落が重しとなるなか、独PMIを受けたユーロ売りで159.27円まで弱含んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.32円 - 149.79円
ユーロドル:1.0657ドル - 1.0694ドル
ユーロ円:159.27円 - 159.92円

(金)
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