東京外国為替市場概況・15時 ドル円、小幅高

 26日午後の東京外国為替市場でドル円は小幅高。15時時点では150.49円と12時時点(150.43円)と比べて6銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが4.98%台まで上昇し、150円台でも本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入が見られないことで、一時150.50円まで上値を伸ばした。岸田首相が「為替介入は、政府の『貯蓄から投資へ』という方針と矛盾しない」と述べたものの、市場への影響はなかった。

 ユーロドルは小幅安。15時時点では1.0542ドルと12時時点(1.0545ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。米10年債利回りが4.98%台まで上昇していることで、一時1.0541ドルまでわずかに下値を広げたものの、今夜の欧州中央銀行(ECB)理事会を控えて下値は限定的だった。

 ユーロ円は小動き。15時時点では158.65円と12時時点(158.65円)とほぼ同水準だった。ドル円が強含みに推移し、ユーロドルが弱含みに推移したことで、動意薄だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.04円 - 150.50円
ユーロドル:1.0541ドル - 1.0574ドル
ユーロ円:158.52円 - 158.78円

(山下)
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