東京外国為替市場概況・10時 ユーロ円、弱含み

 26日の東京外国為替市場でユーロ円は弱含み。10時時点では158.61円とニューヨーク市場の終値(158.75円)と比べて14銭程度のユーロ安水準だった。日経平均株価が約600円下落するなど、軟調な株式市場の動きが重しとなりユーロ円は158.52円まで弱含み。また、ポンド円は181.51円、カナダドル円は108.70円まで下値を広げるなど、クロス円は総じて軟調な動き。

 ドル円はもみ合い。10時時点では150.20円とニューヨーク市場の終値(150.23円)と比べて3程度のドル安水準だった。昨年10月21日以来、約1年ぶりとなる150円台で始まったドル円だが、介入警戒感もあり9時半頃には150.04円まで下押しした。しかしながら、東京仲値前後はドル買い・円売りが優勢になり150.20円台まで戻し、もみ合いとなっている。
 なお、上述の昨年10月21日は欧州時間に151.95円まで上昇後、23時30分頃から円買い介入により146.23円までドル円は急落している。

 ユーロドルは小幅安。10時時点では1.0559ドルとニューヨーク市場の終値(1.0566ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。本日の欧州中央銀行(ECB)理事会での結果発表を前に動きにくいが、ユーロ円の売りが重しになり小幅安。
 なお、ブロックRBA(豪準備銀行)総裁が議会証言で利上げに対して消極的な発言をしたことで、豪ドル/ドルは0.6276ドルまで下落し、年初来安値を更新している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.04円 - 150.23円
ユーロドル:1.0558ドル - 1.0574ドル
ユーロ円:158.52円 - 158.78円


(松井)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。