東京外国為替市場概況・20時 ドル円、伸び悩み

 26日午後の東京外国為替市場でドル円は伸び悩み。20時時点では150.27円と17時時点(150.47円)と比べて20銭程度のドル安水準だった。米長期金利が低下に転じたことを眺め、持ち高調整の売りが進んだ。さえない欧州株を受けて弱含むユーロ円にもつれ安となり、一時150.21円付近まで上値を切り下げた。

 ユーロ円は売り優勢。20時時点では158.34円と17時時点(158.72円)と比べて38銭程度のユーロ安水準だった。独DAXが1.4%超安まで下げ幅を拡大するなど、全般軟調な欧州株式市場を嫌気したユーロ売り円買いが進んだ。20時前には158.30円割れまで下押ししている。

 ユーロドルは上値が重い。20時時点では1.0537ドルと17時時点(1.0548ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ安水準だった。米金利低下を受けての反発も1.0550ドル台で頭を抑えられた。ユーロ豪ドルやユーロNZドルなどのユーロクロスの下落にも引きずられ、1.0540ドルを割り込んで本日安値1.0533ドルに迫った。

 トルコリラ円は5.33円付近で小幅に上下。トルコ中銀は主要政策金利を市場予想通りに現行30%から35%に引き上げた。中銀は声明で、金融引き締めの継続に言及している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.96円 - 150.78円
ユーロドル:1.0533ドル - 1.0574ドル
ユーロ円:158.10円 - 158.84円


(小針)
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