欧州外国為替市場概況・20時 ユーロ円、15年超振り高値更新

 6日の欧州外国為替市場でユーロ円は15年ぶり以上となる高値を更新。20時時点では160.84円と、17時時点(160.70円)と比べて14銭程度のユーロ高水準だった。欧州株式市場は軟調に推移しているがクロス円の買いは継続。ユーロ円は先月末31日につけた160.85円を上抜け、160.94円まで2008年8月以来の高値を更新した。

 ユーロドルは底堅さを維持。20時時点では1.0748ドルと17時時点(1.0733ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ高水準だった。時間外の米10年債利回りは4.59%台へ小幅に持ち直したが、先週から続くドル売り基調は継続。独10年債利回りが2.71%近辺までじり高となったことも手伝ってユーロドルは1.0756ドル、ポンドドルも1.2424ドルまで上値を広げ、それぞれ9月以来の水準まで上昇。豪ドル/ドルは8月11日以来となる0.6523ドルまで強含んだ。

 ドル円は下値が堅い。20時時点では149.64円と17時時点(149.72円)と比べて8銭程度のドル安水準だった。ユーロほか他通貨に対するドル弱含みもあって149.38円前後へ下押す場面もあった。しかし15年ぶり以上の水準まで円安となったユーロ円などクロス円の円売りが支援となり下げ渋った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.25円 - 149.73円
ユーロドル:1.0722ドル - 1.0756ドル
ユーロ円:160.10円 - 160.94円

(関口)
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