8日香港株=反発して始まるか、米ハイテク・グロース株高が支え

 8日の香港市場は反発して始まるか。米長期金利の低下を背景にハイテク・グロース株を買う動きが相場を支えると予想する。前日のNY市場では、米連邦準備理事会(FRB)による利上げは打ち止めとの見方が強まり、長期金利の指標となる10年物国債利回りが前日比0.08%低い(価格は高い)4.56%で終えた。

 もっとも、中国の景気減速が警戒されるなか、買い一巡後は上値が重い展開があり得る。9日には中国の10月物価統計が発表されるとあって、結果を見極めたい投資家は積極的な買いを手控えそうだ。

 7日のNY市場で、ダウ平均とS&P500はともに7日続伸した。ハイテク株主体のナスダック総合は8日続伸。2021年11月に11連騰して以来の最長連騰を記録した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)、大型ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)、医薬品受託開発の薬明生物技術(02269)が香港終値を上回って引けた。一方、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)と電能実業(00006)が下回って引けた。
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