2日香港株=反発か、米株高が支え 米追加利上げへの警戒感和らぐ

 2日の香港市場は反発か。前日のNY市場で米長期金利が低下し、米株式相場が上昇しており、香港市場でも買い直しが先行しそうだ。同日の米連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利を据え置いた。その後の記者会見での米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の発言を受け、追加利上げに対する警戒感が和らいだもよう。

 もっとも、中国の景気減速懸念が根強いなか、上値が伸び悩む展開があり得る。1日までに発表された中国の10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は官民統計がともに市場予想から下振れした。ハンセン指数の10日移動平均(1日大引け時点で17234.14ポイント)が上値のめどとして意識されそうだ。

 1日のNY株式相場はダウ平均とS&P500がともに3日続伸。ハイテク株主体のナスダック総合は4日続伸した。米10年債利回りが低下したことや、利上げサイクルの終了期待が高まったことが株式市場の支援となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は大型ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)、美団(03690)、アジア保険会社のAIAグループ(01299)が香港終値を上回った半面、英金融大手のHSBC(00005)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)と電能実業(00006)が下回って引けた。
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