25日香港株=反発か、中国の国債増発や米長期金利の低下を好感

 25日の香港市場は反発か。中国が国債を1兆元増発し、自然災害の被災地の復興に充てると伝わり、景気拡大につながるとの期待から買いが入りそうだ。中国政府系ファンドの中央匯金投資(匯金)が4大国有銀行のA株買い増しに続き、上場投資信託(ETF)を買い入れたことも投資家心理を支えるだろう。

 米長期金利の低下も支援材料。24日のNY債券市場で、米10年債利回りは前日の4.83%台から一時4.88%台に上昇したものの、4.81%台で終了。朝方発表された10月S&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値がともに前月から改善し、市場予想を上回ったことで売りが先行し、利回りを押し上げたが、2年債入札が堅調だったことなどで買い戻された。

 24日のNY株式相場は、ダウ平均が5営業日ぶりに反発し、ナスダック総合は続伸した。予想を上回る決算を発表したゼネラル・エレクトリック(GE)、コカ・コーラ、3M、RTX、ベライゾン、ネクステラ・エナジーなどが軒並み大幅高となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は大型株のHSBC(00005)、AIAグループ(01299)、テンセント(00700)、JDドットコム(09618)、アリババ集団(09988)がそろって香港終値を上回って終えた。
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