26日香港株=反落して始まるか、米ハイテク株安が重荷

 26日の香港市場は反落して始まるか。米長期金利の上昇を背景に前日のNY市場でハイテク株が売られたことで、香港市場でも米金融引き締めが長引くとみた売りが先行するだろう。25日のNY債券市場で、長期金利の指標となる米10年物国債利回りは前日の4.84%から4.96%台に上昇。米9月新築住宅販売件数が予想を上回ったことや、5年債入札が低調だったことが債券の売り材料となった。

 一方、四半期決算を手掛かりとする個別物色が相場を下支えする展開がありそうだ。きょうはハンセン指数構成銘柄のシノペック(00386)、中国建設銀行(00939)、中国人寿保険(02628)が2023年7-9月期決算を発表する。

 25日のNY株式相場は、ダウ平均が反落。前日引け後に決算を発表したアルファベットが9.51%安と急落し、ハイテク株主体のナスダック総合は3日ぶりに大幅反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)、中国ネット通販大手のJDドットコム(09618)が香港終値を上回った半面、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)、スマートフォン大手の小米集団(01810)、保険大手の中国平安保険(02318)下回って終えた。
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