20日香港株=軟調か、米利上げサイクルの終了期待後退 持ち高調整売りも

 20日の香港市場は軟調か。19日のNY株式相場は主要3指数がそろって下落。新規失業保険申請件数や9月中古住宅販売件数が予想より強い結果となったことに加え、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が「インフレは依然高すぎる」などとして先行きの追加利上げの可能性を示唆したことで利上げサイクルの終了期待が後退した。

 一方、ハンセン指数は前日に終値ベースで5日以来2週間ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻しが入る可能性がある。ただ、香港市場は23日に重陽節で休場となることから、連休を前に持ち高調整の売りが相場の重しとなりそうだ。なお、きょうは中国で10月の最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)が発表される。

 19日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(00005)やアリババ集団(09988)が香港終値を上回って引けた半面、百度(09888)が下回って引けた。
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