24日香港株=軟調か、連休中の米中株安を嫌気

 連休明けの香港市場は軟調か。連休中の米中株安の流れを引き継ぎそうだ。NY市場でダウ平均は23日まで4営業日続落し、およそ5カ月ぶり安値で終えたほか、中国本土市場で上海総合指数も4営業日続落して昨年10月31以来、およそ1年ぶり安値を付けた。米国の金融引き締めの長期化、中東情勢の緊迫、米中対立の激化、中国経済の先行き不安といった懸念材料が引き続き重荷となるだろう。23日の香港株の米国預託証券(ADR)は、国際金融株のHSBC(00005)、AIAグループ(01299)、大型ネット株のテンセント(00700)、アリババ集団(09988)がそろって香港終値を下回って引けた。

 もっとも、ハンセン指数は約11カ月半ぶりの安値圏で推移しているだけに、値ごろ感の出た銘柄を買い戻す動きも出やすい。企業の7-9月期決算の発表が始まり、業績を手掛かりとした売買が活発になるだろう。きょうは万洲国際(00288)、ASMPT(00522)、チャイナ・ユニコム(00762)、CNOOC(00883)などが決算を発表する予定。
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