NY株見通し-米10月消費者物価指数(CPI)に注目
今晩は10月消費者物価指数(CPI)に注目。昨日は米国債利回りがおおむね安定的に推移したことが支えとなったものの、翌日の10月CPIの発表を控えた様子見姿勢が強まり上値の重い展開となった。ダウ平均はボーイング株の上昇が寄与し、54.77ドル高(+0.16%)と小幅に2日続伸したものの、S&P500は0.08%安とほぼ横ばいで終了し、ハイテク株主体のナスダック総合は0.22%安と反落した。
今晩は金融政策の見通しを巡り寄り前に発表される米10月CPIが焦点となりそうだ。10月CPIは前月比+0.1%、前年比+3.3%とそれぞれ9月の+0.4%、+3.7%から減速が予想されているものの、変動の大きい食品、エネルギーを除くコアCPIは前月比+0.3%、前年比+4.1%とともに9月から横ばいが見込まれている。市場では11月米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果や弱い10月雇用統計の結果を受けて米連邦準備理事会(FRB)による利上げサイクルの終了期待が高まっているが、CPIが予想を上回る強い結果となれば、利上げ長期化懸念が再び高まることが警戒される。
今晩の米経済指標は10月CPIのほか、10月NFIB中小企業楽観度指数、10月クリーブランド連銀 CPIなど。このほか、バーFRB副議長の議会証言やジェファーソンFRB副議長、バーキン米リッチモンド連銀総裁の講演も予定されている。企業決算は寄り前にホーム・デポ、引け後にジョンソン・コントロールズなどが発表予定。(執筆:11月14日、14:00)
今晩は金融政策の見通しを巡り寄り前に発表される米10月CPIが焦点となりそうだ。10月CPIは前月比+0.1%、前年比+3.3%とそれぞれ9月の+0.4%、+3.7%から減速が予想されているものの、変動の大きい食品、エネルギーを除くコアCPIは前月比+0.3%、前年比+4.1%とともに9月から横ばいが見込まれている。市場では11月米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果や弱い10月雇用統計の結果を受けて米連邦準備理事会(FRB)による利上げサイクルの終了期待が高まっているが、CPIが予想を上回る強い結果となれば、利上げ長期化懸念が再び高まることが警戒される。
今晩の米経済指標は10月CPIのほか、10月NFIB中小企業楽観度指数、10月クリーブランド連銀 CPIなど。このほか、バーFRB副議長の議会証言やジェファーソンFRB副議長、バーキン米リッチモンド連銀総裁の講演も予定されている。企業決算は寄り前にホーム・デポ、引け後にジョンソン・コントロールズなどが発表予定。(執筆:11月14日、14:00)