ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ユーロドル、堅調

 14日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは堅調。2時時点では1.0860ドルと24時時点(1.0833ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ高水準となった。市場予想を下回った米インフレ指標後のドル売りの流れが続いた。本日1.0803ドル付近に位置する200日移動平均線をしっかりと超えて上昇力を強め、1.0864ドルまでユーロ高ドル安が進んだ。
 他、ポンドドルが1.2487ドルと約2カ月ぶり高値を更新し、豪ドル/ドルも0.6494ドルまで上昇した。

 ユーロ円は買い優勢のまま。2時時点では163.72円と24時時点(163.35円)と比べて37銭程度のユーロ高水準。地合い強い米株を眺めてリスク志向の円売りが継続され、163.82円まで上げ幅を拡大した。また、ポンド円が2015年11月以来の188円台乗せに成功して188.29円まで上値を伸ばし、豪ドル円も97.94円まで買われた。

 ドル円は戻りが鈍い。2時時点では150.75円と24時時点(150.78円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。150.69円まで下値を広げた後、クロス円の円安基調が支えとなった。しかしながら、米金利先安観が強まる中で戻しも150.90円付近までと限られた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.69円 - 151.78円
ユーロドル:1.0693ドル - 1.0864ドル
ユーロ円:162.21円 - 163.82円


(小針)
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