ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ユーロ円、売り優勢

 16日のニューヨーク外国為替市場でユーロ円は売り優勢。2時時点では163.39円と24時時点(163.81円)と比べて42銭程度のユーロ安水準。今週に入っても連日2008年8月以来の高値を更新し続けていたが、マイナス圏に沈む米株を眺めてユーロロングを手仕舞う動きが進んだ。4.5%超安まで暴落したWTI原油先物を受けて軟調に推移したカナダドル円にも引きずられ、163.26円までユーロ安円高が進んだ。
 カナダドル円は109.30円まで下げ幅を拡大し、また豪ドル円が97.25円、NZドル円も89.93円まで売り込まれた。

 ドル円は下げ渋り。2時時点では150.59円と24時時点(150.61円)と比べて2銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが4.43%前後まで低下幅を広げると、150.29円までドル安が進行。その後、米長期金利の低下幅縮小に伴い150.60円台まで下値を切り上げた。

 ユーロドルは伸び悩み。2時時点では1.0850ドルと24時時点(1.0876ドル)と比べて0.0026ドル程度のユーロ安水準となった。米金利低下を受けて1.0896ドルまで日通し高値を更新した。しかしながら米金利が低下幅を縮めたことで上昇が一服し、またユーロ円の売りにも引きずられて1.0850ドル割れまで上値を切り下げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.29円 - 151.43円
ユーロドル:1.0830ドル - 1.0896ドル
ユーロ円:163.26円 - 164.30円


(小針)
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