欧州マーケットダイジェスト・17日 株高・金利低下・円高
(17日終値:18日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=149.70円(17日15時時点比▲0.93円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.02円(▲0.47円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0890ドル(△0.0037ドル)
FTSE100種総合株価指数:7504.25(前営業日比△93.28)
ドイツ株式指数(DAX):15919.16(△132.55)
10年物英国債利回り:4.104%(▲0.047%)
10年物独国債利回り:2.588%(▲0.002%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
10月英小売売上高(自動車燃料含む)
前月比 ▲0.3% ▲1.1%・改
前年比 ▲2.7% ▲1.3%・改
10月英小売売上高(自動車燃料除く)
前月比 ▲0.1% ▲1.3%・改
前年比 ▲2.4% ▲1.5%・改
7-9月期スイス鉱工業生産指数
前年同期比 2.0% ▲0.7%・改
9月ユーロ圏経常収支(季調済) 312億ユーロの黒字 308億ユーロの黒字・改
10月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値
前年比 2.9% 2.9%
10月ユーロ圏HICPコア改定値
前年比 4.2% 4.2%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は下落。米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時4.3772%前後と約2カ月ぶりの低水準を付けると円買い・ドル売りが先行。市場では「海外勢が長期休暇に入り始める感謝祭を来週に控えて、積み上がった円売りポジションを解消する動きが広がった」との声も聞かれた。節目の150円を割り込むとストップロスを巻き込んで、一時149.20円まで値を下げた。
ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。10月米住宅着工件数/建設許可件数が予想を上回ったことが伝わると、米10年債利回りが上昇に転じドル買い戻しを誘った。1時30分過ぎには149.88円付近まで下値を切り上げた。
・ユーロドルは底堅い動き。欧州勢参入直後に一時1.0825ドルと日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが入り、一時1.0893ドルと日通し高値を付けた
ただ、前日の高値1.0896ドルがレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米長期金利が上昇に転じたことなども相場の重し。
・ユーロ円は下値が堅い。今週に入り、2008年8月以来の高値を連日で更新していただけに利益確定目的の売りが出た。来週の感謝祭を前にロングポジションを手仕舞う動きも進み、22時前に一時162.16円と日通し安値を更新した。
ただ、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げた。ドル円の下げ渋りやユーロドルの上昇につれた買いが入り、163円台前半まで持ち直した。
・ロンドン株式相場は反発。欧米の長期金利の低下などが投資家心理の改善につながり、買いを促した。原油先物相場の上昇を背景にBPやシェルなどエネルギー株が買われた。セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株も値上がりした。
・フランクフルト株式相場は5日続伸。欧米の長期金利の低下などが相場の支えとなった。個別ではシーメンス・エナジー(7.55%高)やドイツ銀行(2.63%高)、ハノーバー再保険(2.15%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=149.70円(17日15時時点比▲0.93円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.02円(▲0.47円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0890ドル(△0.0037ドル)
FTSE100種総合株価指数:7504.25(前営業日比△93.28)
ドイツ株式指数(DAX):15919.16(△132.55)
10年物英国債利回り:4.104%(▲0.047%)
10年物独国債利回り:2.588%(▲0.002%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
10月英小売売上高(自動車燃料含む)
前月比 ▲0.3% ▲1.1%・改
前年比 ▲2.7% ▲1.3%・改
10月英小売売上高(自動車燃料除く)
前月比 ▲0.1% ▲1.3%・改
前年比 ▲2.4% ▲1.5%・改
7-9月期スイス鉱工業生産指数
前年同期比 2.0% ▲0.7%・改
9月ユーロ圏経常収支(季調済) 312億ユーロの黒字 308億ユーロの黒字・改
10月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値
前年比 2.9% 2.9%
10月ユーロ圏HICPコア改定値
前年比 4.2% 4.2%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は下落。米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時4.3772%前後と約2カ月ぶりの低水準を付けると円買い・ドル売りが先行。市場では「海外勢が長期休暇に入り始める感謝祭を来週に控えて、積み上がった円売りポジションを解消する動きが広がった」との声も聞かれた。節目の150円を割り込むとストップロスを巻き込んで、一時149.20円まで値を下げた。
ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。10月米住宅着工件数/建設許可件数が予想を上回ったことが伝わると、米10年債利回りが上昇に転じドル買い戻しを誘った。1時30分過ぎには149.88円付近まで下値を切り上げた。
・ユーロドルは底堅い動き。欧州勢参入直後に一時1.0825ドルと日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが入り、一時1.0893ドルと日通し高値を付けた
ただ、前日の高値1.0896ドルがレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米長期金利が上昇に転じたことなども相場の重し。
・ユーロ円は下値が堅い。今週に入り、2008年8月以来の高値を連日で更新していただけに利益確定目的の売りが出た。来週の感謝祭を前にロングポジションを手仕舞う動きも進み、22時前に一時162.16円と日通し安値を更新した。
ただ、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げた。ドル円の下げ渋りやユーロドルの上昇につれた買いが入り、163円台前半まで持ち直した。
・ロンドン株式相場は反発。欧米の長期金利の低下などが投資家心理の改善につながり、買いを促した。原油先物相場の上昇を背景にBPやシェルなどエネルギー株が買われた。セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株も値上がりした。
・フランクフルト株式相場は5日続伸。欧米の長期金利の低下などが相場の支えとなった。個別ではシーメンス・エナジー(7.55%高)やドイツ銀行(2.63%高)、ハノーバー再保険(2.15%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。
(中村)