22日香港株=方向感に乏しいか、米長期金利の上昇が相場の支え

 22日の香港市場は方向感に乏しいか。前日の米株式相場がハイテク銘柄を中心とする売りに押された流れを引き継ぐ半面、米長期金利の上昇を好感する買いが相場を下支えしそうだ。21日のNY債券市場で長期金利の指標となる米10年物国債利回りは前日比0.03%低い4.39%で終えた。また、23日はNY市場が祝日で休場になるため、次第に見送りムードが強まると予想する。

 業績を手掛かりとする個別物色が引き続き活発となるだろう。21日大引け後に、ハンセンテック指数の構成銘柄である百度(09888)、キングソフト(03888)、快手科技(01024)が2023年7-9月期決算を発表した。きょうは万国数拠(09698)が同四半期決算を発表する。

 21日のNY株式相場は、ダウ平均が3営業日ぶりに反落し、ハイテク株主体のナスダック総合は6営業日ぶりに反落した。午後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で金融引き締め策の継続姿勢が示されたことが重しとなった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)はテック株のテンセント(00700)と小米集団(01810)、金融株のAIAグループ(01299)と中国建設銀行(00939)が香港終値を下回った一方で、中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)が上回って引けた。
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。