欧州外国為替市場概況・20時 ドル円 上値重い

 27日の欧州外国為替市場でドル円は上値が重い。20時時点では148.99円と17時時点(149.02円)と比べ3銭程度のドル安水準だった。ドル円は148円後半での底堅さを確認し、一時149.33円近辺まで持ち直したが、149円後半での上値の重さも意識されると伸び悩んだ。米10年債利回りが4.46%台と前日比マイナス圏に低下した動きも重しに149円前後まで押し戻された。

 ユーロドルはもみ合い。20時時点では1.0954ドルと17時時点(1.0947ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。新規の手がかりが乏しいなか、1.09ドル半ばでのこう着相場が続いている。本日の日本時間23時からラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁の議会証言が予定されており、同総裁の発言内容が注目される。

 ユーロ円は小動き。20時時点では163.21円と17時時点(163.13円)と比べて8銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルが1.09ドル半ばでの底堅い動きが下支えとなるなか、ドル円につれた動きとなり、163円前半で小幅の上下に始終した。欧州株はおおむね売りが優勢となるも、小安い水準で値動きは限られている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.78円 - 149.67円
ユーロドル:1.0927ドル - 1.0959ドル
ユーロ円:162.94円 - 163.72円

(金)
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