欧州外国為替市場概況・20時 ドル円 上昇

 30日の欧州外国為替市場でドル円は上昇。20時時点では147.56円と17時時点(147.06円)と比べて50銭程度のドル高水準だった。対欧州通貨でドルの買い戻しが先行するなか、時間外の米10年債利回りが4.29%台まで上げ幅を拡大した動きも支えに147.64円まで上値を伸ばした。昨日の高値147.90円が目先のレジスタンスと意識される。

 ユーロドルは一段安。20時時点では1.0918ドルと17時時点(1.0951ドル)と比べて0.0033ドル程度のユーロ安水準だった。月末ということでロンドンフィキシングの値動きが警戒されるなか、欧州勢参入後は売りが先行。11月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値のさえない結果も重しに1.0910ドルまで弱含んだ。11月ユーロ圏HICP速報値は前年比で総合・コアともに前月から予想以上に伸びが鈍化した。
 また、ポンドドルは1.2635ドル、豪ドル/ドルは0.6601ドル、NZドル/ドルは0.6139ドルまで安値を更新した。

 ユーロ円は下げ渋る。20時時点では161.11円と17時時点(161.05円)と比べて6銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの下落につられ、一時160.60円まで下押したが、ドル円の上昇を支えに161円台を回復した。欧米株価指数の堅調な動きも下支えとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.85円 - 147.64円
ユーロドル:1.0910ドル - 1.0984ドル
ユーロ円:160.60円 - 161.57円


(金)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。