ロンドン為替見通し=サービス部門PMI見定めつつ米ISM非製造業指数など待つことに

 ロンドンタイムは、ユーロ圏や域内主要各国など欧州の11月サービス部門PMI改定値が発表となる。通常は必ずしも欧州通貨の大きな振れにつながるといえない。だが、アジアタイム発表の11月中国Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)が市場予想や前回よりも強い結果となった。中国経済の影響を受けやすい欧州のPMIが同じく強い方向となれば相応の動意が生じることも想定できる。

 加えてその後に発表の10月ユーロ圏卸売物価指数(PPI、予想:前月比0.2%/前年比▲9.5%)の結果も中国・欧州各PMIと方向性がそろえばさらなる後押しとなりそう。指標結果が方向性につながるか見定めつつ、NYタイムの11月米サービス部門PMI改定値や、本日の注目指標である11月米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業指数を待つことになるだろう。


想定レンジ上限
・ユーロドル:ピボット・レジスタンス2・1.0936ドル。
・ポンドドル:昨日4日高値1.2725ドル。

想定レンジ下限
・ユーロドル:週足一目均衡表・転換線1.0757ドル。
・ポンドドル:11月24日安値1.2525ドル。

(関口)
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