欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、弱含み

 15日の欧州外国為替市場でユーロドルは弱含み。20時時点では1.0964ドルと17時時点(1.0993ドル)と比べて0.0029ドル程度のユーロ安水準だった。17時過ぎに1.0999ドル付近まで値を上げるも、仏・独で発表された12月の製造業・サービス部門の購買担当者景気指数(PMI)速報値がいずれも予想を下回ったことからユーロ売りが強まり、1.0946ドルまで下落。ただ、その後は米10年債利回りが3.90%台まで低下するなかで1.0960ドル台まで下げ幅を縮小した。

 ドル円は軟調。20時時点では141.69円と17時時点(141.97円)と比べて28銭程度のドル安水準だった。17時過ぎに142.06円付近まで上昇するも、142円台では上値重く推移。米10年債利回りの低下が重しとなり、本日安値となる141.47円まで下値を広げた。

 ユーロ円も軟調。20時時点では155.36円と17時時点(156.08円)と比べて72銭程度のユーロ安水準だった。独仏のPMI速報値を受けてユーロ安となる中、ドル円の下押しも重なり、本日安値となる155.08円まで売られた。

 ポンドドルは反発。英12月の製造業PMI・速報値は予想を下回ったものの、サービス部門PMI・速報値が予想を上回った。発表直前に1.2740ドルまで売られたが、その後反発に転じると、1.2790ドルまで上値を伸ばした。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.47円 - 142.47円
ユーロドル:1.0946ドル - 1.1004ドル
ユーロ円:155.08円 - 156.49円


(川畑)
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