欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、反発

 4日の欧州外国為替市場でドル円は反発。20時時点では144.25円と17時時点(143.37円)と比べて88銭程度のドル高水準だった。欧州序盤の下げが一服すると、ユーロ円が上昇したことや、時間外の米10年債利回りが3.95%台に上昇したことを手掛かりに反発。本日NYカットのオプション(OP)が観測された144.00円を上抜くと、144.30円まで上値を広げて昨年12月19日以来の高値を付けた。

 ユーロドルは伸び悩み。20時時点では1.0956ドルと17時時点(1.0937ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ高水準だった。仏・独・欧の12月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値が相次いで予想を上回ったことから買いが優勢となり、1.0972ドルまで上昇。ただ、その後は米長期金利が上昇してドルが買われると、1.0950ドル台までやや押し戻された。

 ユーロ円は堅調。20時時点では158.04円と17時時点(156.81円)と比べて1円23銭程度のユーロ高水準だった。仏・独・欧のサービス部門PMI改定値を受けて上値を伸ばすと、その後はドル円でドル高・円安が進んだことも追い風となり、158.09円まで上値を伸ばして昨年12月27日以来の高値を付けた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.86円 - 144.30円
ユーロドル:1.0916ドル - 1.0972ドル
ユーロ円:156.08円 - 158.09円


(川畑)
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