ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、上昇幅拡大

 10日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上昇幅を拡大。2時時点では145.68円と24時時点(145.44円)と比べて24銭程度のドル高水準だった。さえない賃金動向などから日銀の早期政策修正観測が後退するなか円安推移が継続。一時145.83円と、目先のレジスタンスとして意識される5日高値145.97円に接近した。米10年債利回りが4.02%台まで持ち直したことも支援となった。

 ユーロドルはしっかり。2時時点では1.0959ドルと24時時点(1.0940ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ高水準だった。独10年債利回りが一時2.215%と、5日に付けた昨年12月13日以来の高水準2.217%に迫る上昇。ユーロクロスの上昇に連れた面もあり1.0969ドルまでじり高となった。ユーロ豪ドルは1.6392豪ドル、ユーロNZドルは1.7623NZドル、ユーロカナダドルは1.4681カナダドルまでユーロ高・他通貨安となった。

 ユーロ円は堅調。2時時点では159.66円と24時時点(159.11円)と比べて55銭程度のユーロ高水準だった。対ドルでユーロ買いと円売りがともに進行したことを反映して、159.79円までユーロ高・円安推移。小高い米株の動きも下支えとなり昨年12月4日以来、1カ月ぶり以上となる高値まで上伸した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.32円 - 145.83円
ユーロドル:1.0923ドル - 1.0969ドル
ユーロ円:157.77円 - 159.79円

(関口)
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