ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ユーロドル、底堅い

【※表記を一部修正します。】

10日のニューヨーク外国為替市場で、ユーロドルは底堅い。4時時点では1.0969ドルと2時時点(1.0959ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。経済指標の底打ちやインフレの上振れリスクへ言及したシュナーベル欧州中央銀行(ECB)専務理事の発言を後押しとした独10年債利回り上昇がユーロ買いを支援。高値圏を維持するなか1.0970ドルまで小幅に上値を広げた。

 ドル円は上昇一服。4時時点では145.63円と2時時点(145.68円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。対ユーロのドル弱含みもあって伸び悩んだ。ただ、米10年債利回りが4.03%台まで上昇したこともあって、さほど売りも強まらなかった。

 ユーロ円は本日高値圏でもみ合い。4時時点では159.75円と2時時点(159.66円)と比べて9銭程度のユーロ高水準だった。底堅いユーロドルとドル円の上昇一服の動きに挟まれ、本日高値付近を維持しつつも方向感はなかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.32円 - 145.83円
ユーロドル:1.0923ドル - 1.0970ドル
ユーロ円:157.77円 - 159.79円

(関口)
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