19日香港株=方向感に乏しいか、米長期金利の情報が重荷

 19日の香港市場は強弱材料が入り混じり、方向感に乏しい展開か。米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測が後退し、足元で米長期金利が上昇している。半面、前日の米株式相場の反発を受けた買いが入りそうだ。

 米長期金利の指標となる米10年債利回りは18日、前日比0.038%高い4.142%で終えた。新規失業保険申請件数が18.7万件と市場予想の20.7万件を下回る強い結果となり、米労働市場の力強さが意識されて債券が売られた。

 18日のNY株式相場はダウ平均が4日ぶりに反発。S&P500とナスダック総合はともに3日ぶりに反発した。アナリストが投資判断を引き上げたアップルや台湾積体電路製造(TSMC)の決算を好感した半導体株が上昇し相場をけん引した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。本土銀行株の中国建設銀行(00939)と中国銀行(03988)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)、中国インターネットサービス大手のテンセント(00700)が香港終値を下回った一方、中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)とJDドットコム(09618)、国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)が上回って引けた。
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