NYマーケットダイジェスト・22日 NYダウ史上最高値・金利低下・円もみ合い
(22日終値)
ドル・円相場:1ドル=148.10円(前営業日比▲0.02円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=161.19円(▲0.28円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0883ドル(▲0.0015ドル)
ダウ工業株30種平均:38001.81ドル(△138.01ドル)
ナスダック総合株価指数:15360.29(△49.32)
10年物米国債利回り:4.10%(▲0.02%)
WTI原油先物2月限:1バレル=75.19ドル(△1.78ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2022.2ドル(▲7.1ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
12月米景気先行指標総合指数(前月比) ▲0.1% ▲0.5%
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は小幅続落。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.07%台まで低下したことを受けて円買い・ドル売りが先行。23時前に一時147.62円と日通し安値を更新した。ただ、売り一巡後は徐々に買い戻しが進み、148.14円付近まで下げ渋った。米10年債利回りが4.10%台まで低下幅を縮めたことなども相場を下支えした。
なお、市場では「明日の日銀金融政策決定会合の結果公表を前に持ち高を傾けにくく、大きな方向感は出なかった」との声が聞かれた。
・ユーロドルは小反落。新規材料に乏しかったうえ、25日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を控えて様子見ムードが強まると、1.08ドル台後半での狭いレンジ取引に終始した。NY時間の安値は1.0880ドル、高値は1.0900ドルで値幅は0.0020ドル程度と小さかった。
・ユーロ円は反落。前週末の安値160.82円を下抜けて23時前に一時160.76円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となり、161.35円付近まで下げ渋った。ドル円と似た動きとなった。
・代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは軟調だった。対ドルでは一時3万9416ドル前後まで売られ、今月11日に現物に連動する上場投資信託(ETF)11本の取引が開始されて以降、初めて4万ドルを下回った。対円でも一時584万円台まで売られ、昨年12月18日以来約1カ月ぶりの安値を更新した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、連日で史上最高値を更新した。先週に半導体受託生産大手、台湾積体電路製造(TSMC)が需要回復の見通しを示したことを受けて、この日も人工知能(AI)に関連した半導体などハイテク株を中心とした買いの流れが続いた。市場では「米主要企業の決算発表が本格化する中、好業績への期待が相場を押し上げた」との指摘があった。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も過去最高値を更新した。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、2022年1月以来2年ぶりの高値で取引を終えた。
・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。新規材料に乏しい中、持ち高調整目的の買いがやや優勢となった。
・原油先物相場は反発。米国がフーシ派への攻撃を続けていることなどを背景に地政学的リスクが高まり、エネルギー供給が不安視されて買いが入ったが、中国や欧米の景気不安もあり、一本調子にはならなかった。
・金先物相場は反落。世界的な株高を背景としてリスクをとることに積極的な環境となったほか、米国の早期利下げ観測が後退していることが、相場の重しとなった模様である。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=148.10円(前営業日比▲0.02円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=161.19円(▲0.28円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0883ドル(▲0.0015ドル)
ダウ工業株30種平均:38001.81ドル(△138.01ドル)
ナスダック総合株価指数:15360.29(△49.32)
10年物米国債利回り:4.10%(▲0.02%)
WTI原油先物2月限:1バレル=75.19ドル(△1.78ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2022.2ドル(▲7.1ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
12月米景気先行指標総合指数(前月比) ▲0.1% ▲0.5%
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は小幅続落。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.07%台まで低下したことを受けて円買い・ドル売りが先行。23時前に一時147.62円と日通し安値を更新した。ただ、売り一巡後は徐々に買い戻しが進み、148.14円付近まで下げ渋った。米10年債利回りが4.10%台まで低下幅を縮めたことなども相場を下支えした。
なお、市場では「明日の日銀金融政策決定会合の結果公表を前に持ち高を傾けにくく、大きな方向感は出なかった」との声が聞かれた。
・ユーロドルは小反落。新規材料に乏しかったうえ、25日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を控えて様子見ムードが強まると、1.08ドル台後半での狭いレンジ取引に終始した。NY時間の安値は1.0880ドル、高値は1.0900ドルで値幅は0.0020ドル程度と小さかった。
・ユーロ円は反落。前週末の安値160.82円を下抜けて23時前に一時160.76円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となり、161.35円付近まで下げ渋った。ドル円と似た動きとなった。
・代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは軟調だった。対ドルでは一時3万9416ドル前後まで売られ、今月11日に現物に連動する上場投資信託(ETF)11本の取引が開始されて以降、初めて4万ドルを下回った。対円でも一時584万円台まで売られ、昨年12月18日以来約1カ月ぶりの安値を更新した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、連日で史上最高値を更新した。先週に半導体受託生産大手、台湾積体電路製造(TSMC)が需要回復の見通しを示したことを受けて、この日も人工知能(AI)に関連した半導体などハイテク株を中心とした買いの流れが続いた。市場では「米主要企業の決算発表が本格化する中、好業績への期待が相場を押し上げた」との指摘があった。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も過去最高値を更新した。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、2022年1月以来2年ぶりの高値で取引を終えた。
・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。新規材料に乏しい中、持ち高調整目的の買いがやや優勢となった。
・原油先物相場は反発。米国がフーシ派への攻撃を続けていることなどを背景に地政学的リスクが高まり、エネルギー供給が不安視されて買いが入ったが、中国や欧米の景気不安もあり、一本調子にはならなかった。
・金先物相場は反落。世界的な株高を背景としてリスクをとることに積極的な環境となったほか、米国の早期利下げ観測が後退していることが、相場の重しとなった模様である。
(中村)