NY株見通し-ゼネラル・エレクトリック、3Mなどの決算発表に注目

 今晩は決算発表に注目。昨日は先週末にS&P500が史上最高値を更新したことを受けて先高観が強まったことで主要3指数がそろって3日続伸した。米10年債利回りが低下したことも追い風となった。ダウ平均は史上初の38000ドル台乗せを達成し、S&P500も連日で取引時間中と終値の最高値を更新した。ナスダック総合は最高値からの下落率を4.34%に縮小し、時価総額上位銘柄で構成されるナスダック100指数は3日連続で史上最高値を更新した。

 今晩は決算発表に注目する展開か。ダウ平均が史上初の38000ドル台に乗せ、S&P500も連日で史上最高値を更新したことで高値警戒感が強まることが予想される中、発表が本格化する第4四半期決算やガイダンスが焦点となりそうだ。3月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待は後退し、CMEのフェド・ウォッチが示す3月利下げ確率は1週間前の81%から44%に低下したものの、昨日の米10年債利回りは4.109%と前日比0.037%低下した。今晩も米10年債利回りが落ち着いた動きとなれば、株価の支援となることも期待できそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは1月リッチモンド連銀製造業総合指数など。企業決算は寄り前にジョンソン&ジョンソン、ゼネラル・エレクトリック、レイセオン、ベライゾン、プロクター&ギャンブル、ハリバートン、3M、引け後にネットフリックス、ベーカー・ヒューズ、テキサス・インスツルメンツなどが発表予定。(執筆:1月23日、14:00) 
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