ロンドン為替見通し=欧州経済指標こなしつつ米ADPやFOMC迎えることに
ロンドンタイムは序盤に、物価動向へ影響を及ぼす消費関連指標の1つ独小売売上高の12月分(予想:前月比0.6%/前年比-1.9%、前月11月改定値:前月比-2.2%/前年比-1.5%)が発表となる。消費者物価指数(CPI)にも影響を与える独輸入物価指数の12月分(予想:前月比-0.5%/前年比-8.2%、前月11月:前月比-0.1%/前年比-9.0%)も発表予定。いずれも通常は必ずしも為替の大きな動意につながる経済指標ともいえないが、先週の欧州中央銀行(ECB)理事会をきっかけにハト派な見方が強まったあとだけに、インフレの行方に関連する指標へ市場が神経質になっている可能性があるため結果を注視したい。
そのほか独雇用統計や、NY入りにかけた22時には1月独CPI速報値(予想:前月比0.2%/前年比3.0%、12月:前月比0.1%/前年比3.7%)の発表もある。CPI発表後に大きく動くとは限らないが、順次発表となるドイツ各州のCPIの強弱を反映してじりじりユーロ相場が方向性を持ち始めるパターンにも留意しておきたい。これらの指標をこなしつつ、週末に米雇用統計を控えるなか注目される1月ADP全米雇用報告や、最大の注目材料である米連邦公開市場委員会(FOMC)を迎えることになる。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0901ドル前後で上昇を抑えそうな4週移動平均線付近。
想定レンジ下限
・ユーロドル:昨年12月8日安値1.0724ドル。
(関口)
そのほか独雇用統計や、NY入りにかけた22時には1月独CPI速報値(予想:前月比0.2%/前年比3.0%、12月:前月比0.1%/前年比3.7%)の発表もある。CPI発表後に大きく動くとは限らないが、順次発表となるドイツ各州のCPIの強弱を反映してじりじりユーロ相場が方向性を持ち始めるパターンにも留意しておきたい。これらの指標をこなしつつ、週末に米雇用統計を控えるなか注目される1月ADP全米雇用報告や、最大の注目材料である米連邦公開市場委員会(FOMC)を迎えることになる。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0901ドル前後で上昇を抑えそうな4週移動平均線付近。
想定レンジ下限
・ユーロドル:昨年12月8日安値1.0724ドル。
(関口)